そろそろ記事作成も慣れてきたし、単価高い案件も受けてみようかな。でも、高い案件って何が違うんだろう?
webライターを始めたばかりの簡単な案件では、見出しやタイトルなどがすでに設定されている場合が多いです。
でも、本文の執筆だけではどう頑張っても収入はほとんど上がりません。
そこで今回は、webライター初心者からステップアップに必須な見出し作成(記事設計)について解説します。
この記事を読むと、次の事がわかります。
◆評価される構成の作り方
◆記事の質を上げるリサーチ
◆記事設計の基本
記事後半では実際に答え合わせ付きの簡単なテストもありますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
構成案は記事の命【本文の100倍大事です】
初心者を卒業したライターに求められる構成の作成は、記事の質を決める最も重要なポイントです。
見出しがストーリーになっていなければ、本文でどれだけ頑張っても良い記事にはなりません。
構成案作成のポイント
・理想は目次で解決
・構成案作成の1歩目はリサーチ
・リサーチで見るポイント①:ペルソナ、ニーズを知る
・リサーチで見るポイント②:同じ意味の見出しを探す
・リサーチで見るポイント③:事実は何かを知る
以下から、それぞれ詳しく解説します。
理想は目次で解決する記事
これは文字通りです。あなたが何か調べものをする時の事を思い出してみてください。
大概のサイトには最初の方に目次があり、まずはそこを見て自分が読むべき記事かどうか判断しませんか?
または、本を買う時も同様ですね。
「この記事が何であるか」が目次で分かって、さらに詳しく知るために内容を読む…という流れが普通です。
「読みたい」ではなく「知りたい」人が記事を読む以上、見出しも本文も結論ファーストであることを常に心がけましょう。
構成案作成の1歩目はリサーチ
構成案の作成は、リサーチから始まります。というより、リサーチがすべてと言っても過言ではありません。 リサーチの方法は、GoogleChromeのシークレットモードを使います。シークレットモードを使う理由は、自分の検索履歴を反映せずに検索結果が表示されるからです。基本中の基本なので覚えておきましょう。 リサーチで調べるのは、記事を書くキーワードで表示される上位10サイト。 見るポイントについては以下で解説します。
リサーチで見るポイント①:ペルソナ、ニーズを知る
ペルソナ・ニーズとは
ペルソナ=想定読者
ニーズ=ペルソナの悩み、知りたい事
当然ですが、上記を押さえないまま記事を書いても良い記事はできません。 検索上位10サイトの記事が、「誰のどんな悩みをどう解決する記事か」を考えながら読んでみると良いでしょう。 慣れると目次や流し読みで分かるようになりますが、不慣れなうちは他のライターの質を知る意味でも詳しく読んで損はありません。 それくらい、ペルソナ設定とニーズを知ることが重要だと考えてください。 また、ペルソナ設定は細かい方が記事の質は上がります。 ペルソナ設定が甘いと情報を多く網羅しなければならず、浅く広くなり書く方も大変なわりに誰にも響かない…というよりすでに上位サイトにある情報ばかり、なんてことになりますので…。 具体的には、性別、年齢、職業、年収、澄んでいる場所、趣味など記事のジャンルによっては完全にひとつの人物像が出来るくらい詳しく設定すると良いでしょう。
リサーチで見るポイント②:同じ意味の見出しを探す
検索上位10サイトを調べている時に、同じような見出しがどんなジャンルでも必ず見つかります。 例えばグルメやレジャー情報、商品のおすすめ記事なら人気No1は決まってますし、手続きなどの知識を書く記事なら正解が決まっているからです。 その共通点こそがペルソナの悩み解決に最も近いハズなので、その点は必ず取り入れる様にしましょう。 ※ただし、コピペは著作権侵害なので絶対にダメです。 共通する見出しや答えをどう伝えるか、どの立場で解説するかでオリジナリティを出せばOkです。角度を変えて見てみる(反論やデメリットを拾ってみたり)のも他との差別化に使えます。
リサーチで見るポイント③:事実は何かを知る
ポイント②と若干被りますが、事実=悩みの解決方法なので最も重要です。記事を書く前に何が事実であるかを確認しておきましょう。
事実の確認については念のため公式サイトも確認すると間違いないです。
事実とは、ジャンルによりますが料金や時間などの公式情報、手続き方法、人気順位などの事を言います。
ここも他のサイトと文章が全く同じにならないように、違う視点を取り入れたり自分のコトバに置き換えることを忘れないようにしましょう。
webライターの必須スキル・構成作成のコツと型
構成の作成にも、基本の型があります。この型は僕が考えたモノではなく普遍的なモノです。
優れたライターほどこの型に沿って記事を作成しているので、ぜひ参考にしてください。
構成作成の型「PREP法」
PREP法とは
P=Point(主張、結論)
R=Reason(理由)
E=Example(事例、具体例)
P=Point(主張、結論)
これはwebライティングに限ったことではなく、ビジネスの場面で最も重視される話や文章の構成の型です。 上記のように、どんな文章にも使える基本の型がPREP法です。この型を使ってPREP法の良さをPRすると、下記のようになります。 見出しの順番も本文も、この通り構成すれば読みにくくなることはありません。
構成案作成のトレーニング【一緒にやってみよう】
では、ここまで読んでもらったことを実際に練習してみましょう。
以下のキーワードで検索して下記のマインドマップのようにメモして、見出しだけで構いませんので作ってみてください。
例題のキーワード「プログラミング 英語 フレーズ」
プログラミング、英語は注目が高まっているキーワードで需要が高いので練習には良いキーワードです。全く知見が無くても、ここまで解説してきたリサーチである程度把握できるハズなので、頑張ってみてください!
どちらも高単価案件が多いキーワードなので、やっておいて損はないと思います。
僕も同じキーワードで作った構成の画像を貼ってますので、構成が出来たら確認してください。
一応練習なので、答えを見る前に下記のステップ通りまずはやってみてくださいね。
まぁ、どうせ僕も含めて誰も見てないので思うままやってみましょう!
※シークレットモードで検索を忘れずに!アプリの公式サイトなどは飛ばしてOK。あくまでも目次がある読み物の上位10サイトです。
ステップ①:ペルソナ設定
まずはリサーチでペルソナ設定。 ペルソナ=想定読者 これをしっかり決めましょう。 性別、年齢、までは絞り込みます。
ステップ②:ニーズ、悩みを知る
どんな悩みや疑問をどう解決しているか。
共通している見出しも忘れずにチェック。
ステップ③:記事の方向性を決める
書くべき記事はどんな記事ですか?自分のスタンスを決めましょう。 おすすめベースで、「他のサイトよりも良い内容」を考えてみてください。
ステップ④:見出し作成
お疲れさまでした!
それでは、答え合わせをしましょう。
上記はリサーチ後のマインドマップ。 そしてこれがこのキーワードで作った構成です。 どうですか?どこか違いがあったでしょうか。正解というものは無く、あるとすればクライアントの意向ですので、実際にチャレンジする時にわからなければクライアントに確認した方が良いでしょう。 僕が上記のように作ったポイントとしては、 上位サイトは実際に使えるフレーズ、学べるサービスの紹介が多かった これからエンジニアになる人向けの記事だった 上記がわかったのでそれに習い、他のサイトにはフレーズ紹介しか無かった「今すぐ効果がある方法」として翻訳ソフトのおすすめを追加しました。 その他、英語を身に着けないデメリットについても触れています。
ライターの実力=構成案を作る力【まとめ】
この記事では、
◆評価される構成の作り方
◆記事の質を上げるリサーチ
◆記事設計の基本
上記について解説してきました。
・評価される構成の作り方
PREP法を基本に、目に留まりやすい結論ファーストを忘れずに構成を作りましょう。
・記事の質を上げるリサーチ
上位10サイトを見て、「誰に向けて書くか」、「書くべき内容は何か」を見つけましょう。
・記事設計の基本
不慣れなうちは大変かと思いますが、記事作成において事前準備が大変なのは当然。そこが最も苦労する場所なので、頑張って慣れてください。記事の質も作成するスピードも圧倒的に早くなりますよ。