う~ん…なんか記事が書けないな。簡単とか言うけど1文字も書けないなんて才能無いのかな…
キーワードやテーマ、構成は組まれているのに1文字目から挫折…そんな経験はwebライターなら誰もがするでしょう。 今回は、そんなwebライターあるあるの「書けない病」をクリアする方法を解説します! この記事を読むと、次の事がわかります。
◆記事が書けない理由
◆書けない時に使えるフレーズ
◆書けない時の対策
記事後半では、迷ったら一行目はコレ!というフレーズも解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
webライターが記事を書けなくなる理由【解決策=リサーチ】
恐らく1文字目がいつまでも出てこなくて悩む人は、書けるときはすらすら書けるのに急にできなくなる。そんな感じじゃないでしょうか? こうなる要因は以下の通りです。
記事を書けない理由
理由①:インプット不足 理由②:頭で考えすぎる 理由③:スタンスが決まっていない
それぞれ解説していきます。
記事が書けなくなる理由①:インプット不足
まず書けなくなる理由のひとつ目ですが、単純に情報不足。webライターとして稼ぐためには書けるジャンルを拡げる事が大事で、全く知らなくても書けるのが理想です。
そこで必要なのが、最低でも上位10サイトのリサーチ。webライターが全く知らないジャンルでも書けるのは、「そのキーワードで検索するユーザーよりも詳しく調べている」という単純な理由にすぎません。
リサーチから記事の設計については、こちらの記事に詳しく書いているのでぜひ読んでみてください。
記事が書けなくなる理由②:頭で考えすぎる
こう書いてみよう…いやでも待てよ、う~ん…
これもあるあるですが、
書きだす1文を思いつく→頭の中で反論したり評価する→書くのやめる
こんな風に手が止まってしまう事、ありませんか?
こうなるとなかなか抜け出せず、苦しい時間が続いてしまいます。
これの対策は、その頭の中の反論も含めて文章に書く事です。考えてることは何でも良いので、思いついている言葉をとにかく文章にしてください。
頭の中で考えるのは無自覚な「考えてるフリ」であって正しい「思考」ではありません。苦しく感じる時間が無駄に長くなるだけなので、考えている事を文章化する習慣を身につけましょう。
記事が書けなくなる理由③:スタンスが決まっていない
そうは言っても本当にどう切り出したら良いかわかんないんだよ~
はい、良くわかりますよ、その気持ち…。僕もその原因に気付くまで何日も無駄にしたので。しかも当時の自分にしたら真剣に悩んでたので、「出来るヤツはすぐカンタンとか言うから嫌いだ」とか思ってました。
すらすら書ける時と全く書き出せない時には明確な違いがあります。
それは、どのスタンスで記事を書くか決めているかどうかの違いです。
ここでいうスタンスとは、おすすめや批判など「どの立場で話をするか」という視点と「結論の持って行き方」の事を言います。
一言でおすすめと言っても下記のように様々なスタンスが考えられます。
おすすめするスタンスの例
・ひたすら褒める ・他と比較して良さをアピール ・デメリットも話しつつ褒める ・経験者として主観的に褒める ・客観的事実として評価が高い事を解説
例えば自分が持っている商品の良さを利用者の意見としておすすめする(主観的に褒める)のと、持ってないし知らないものを口コミサイトなどを調べて「ユーザーの評判はこうです」と紹介する場合では視点も文体も違いますよね。
このスタンスを先にしっかり決めておかないと、結論が決まらなくて全く書けない症状に陥りやすいです。
記事を書く前に決めること【記事の方向性】
前章で解説したように、記事を書く前にどんな記事にするかを考えないと手が止まってしまうのは当然のことです。
勉強不足や才能の問題ではなく、事前準備が正しく出来ていないだけなので心配はいりません。
記事作成前に決める事
・自分(記事)のスタンスは何か? ・事実は何か?
あらためて記事を書く前に決める事を見ていきましょう。
自分(記事)のスタンスは何か?【おすすめ・批判・網羅して紹介】
これは前述の通りです。おすすめするスタンスの例にあるように、どのスタンスで話をするかを明確にします。 どのスタンスを取るべきかわからない時は、クライアントに確認してみると間違いないでしょう。 その際に「最終的にコレをおすすめする内容であれば良い」など抽象度の高い回答が返ってきたら、それを一番おすすめする為にどうやって話そうか(比較、デメリットまで深く解説など)を考えてみましょう。
事実は何か?【人気や公式データ】
どのスタンスで解説するかと同時に、事実が何であるかは必ず押さえなければなりません。 ここでいう事実とは、実際の人気順位や料金・住所などの基本データの事を言います。 口コミサイトの評判や点数も事実として押さえておきましょう。 ココをはっきりさせておけば、比較でも深掘りでも素直におすすめ出来るのか、賛否両論があるようならデメリットも開示した方が良いのか…などスタンスが決めやすくなります。
1文字目が書けない時用のフレーズ集【何にでも使える】
記事が書けない理由のひとつである書き出す前の準備についてわかったところで、次にどうしても書けない時に使えるフレーズを紹介します。
基本的にはスタンスを決めて、下記のフレーズの後に主張、理由、具体例の順番で解説していくと文章は出来上がるハズです。
書けない時に使えるフレーズ
①「ちょっと想像してみてください。」 ②「○○についてご存じですか?」 ③「○○と聞いて、何を想像しますか?」 ④「○○で人気なのが、こちらの△△です。」
主張、理由、具体例を使った記事の書き方については、下記に詳しくまとめてあるので読んでみてください。
webライターが記事を早く書けるようになるコツとやり方を4つのステップで解説。
フレーズ①「ちょっと想像してみてください。」
話の切り口として、相手に想像をさせる手法です。 例①【英語学習】 「ちょっと想像してみてください。英語が話せたら、何をしたいですか?海外旅行でローカルなスポットを楽しんだり、外国人の友達を作ったり、移住するハードルも下がりますね…」 例②【転職】 「ちょっと想像してみてください。もし学生に戻れたら、どんな就職先を選びますか?今と同じ職種・職場を選ぶでしょうか?転職サイト○○では、未経験でもOKの…」 「こちらのサービスでは転職まで保証付きで学習が出来ます…」 上記のように、メリットが明確でおすすめする場合に使いやすいです。この文章の後に商品やサービスのメリットを主張して、理由、具体例と続けていけば自然に文章が書けるでしょう。
フレーズ②「○○についてご存じですか?」
これもフレーズ①と同様ですが、おすすめの際に少し口調を変えたい時に使えます。 例①【商品のおすすめ】 「今大人気の○○についてご存じですか?○○は価格も安く、こんなメリットでこんな人にこういう理由で人気です。口コミや最安値、おすすめの使い方を解説します…」 例②【スポットのおすすめ】 「最近注目を集めている○○はご存じでしょうか。○○ではこんないいところがあり、こんな人達の間で話題です。アクセスや料金、楽しみ方を解説します…」 サービスの紹介にも同じように使えます。 この後に人気・おすすめの理由を詳しく解説していけば書き出せるハズです。
フレーズ③「○○と聞いて、何を想像しますか?」
このフレーズもおすすめの切り出し方として使いやすいフレーズです。 他の2つと違って、順当なおすすめ(読者の想像通り)の場合と意外なおすすめの2パターンで使えます。 例①【北海道の焼肉・ステーキ(意外)】 「北海道のグルメと聞いて、何を想像しますか?おそらく海鮮丼やラーメンを思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、北海道では和牛やブランド豚の生産も盛んで…」 例②【北海道の海鮮丼(想像通り)】 「北海道のグルメと聞いて、何を想像しますか?北海道旅行と言えば海鮮グルメは欠かせません。人気の朝市やお寿司屋さんなど北海道ならではのグルメが味わえるスポットをご紹介します…」 意外な事実でも想像通りの事実でも使いやすく、主張の部分まで自然に書けるので理由や具体例を続けていけば読みやすい文章が自然に書けます。
フレーズ④「○○で人気なのが、こちらの△△です。」
こちらは比較の時に使いやすいフレーズです。おすすめ商品やサービスの比較で、20選や30選になってくると切り出しのパターンに困るケースは多いでしょう。 例①【おすすめスポットの紹介】 「女子旅で人気なのが、こちらの△△です。△△にはインスタ映えするスポットがあり、おしゃれなカフェがある事でも高く評価されています…」 例②【おすすめサービスの紹介】 「30代の男性に人気なのが、こちらの△△です。△△を使って成果を実感出来た口コミがとても多く、このジャンルで30代の男性の利用者が最も多い定番となっています。」 上記のように誰におすすめなのかを最初に切り出すことで、理由や具体例につなげやすく紹介量が多い記事ではテンプレのように使いやすいフレーズです。
それでも書けない時は止めましょう【勉強の日にしよう】
上記の例のように見出しをひとつ書けても、次の見出しに入ってまた頭が働かない…そんな時もあるでしょう。期限を守ること前提ですが、前述の通り書けない時の悩んでる時間はムダです。
そのまま悩んでいても書けないことの方が多いので、スパッと手を止めてインプットの時間にしましょう。インプットする内容はwebライターとしての勉強や自分が興味あること、現在学んでいる事など何でも構いません。
webライターの勉強についてはこちらにまとめていますので読んでみてください。
どうしても記事が書けない時は勉強の時間にしよう。webライターがやるべき勉強と方法を解説。
1文字を書いてから考えよう【まとめ】
この記事では、
◆記事が書けない理由
◆書けない時に使えるフレーズ
◆書けない時の対策
上記を解説してきました。
・記事が書けない理由
書き出そうと構える前に必要な準備、インプットとスタンスをしっかり決めましょう。
・書けない時に使えるフレーズ
自分の言葉でアレンジを加えれば引き出しは無限。言葉選び以上に内容が重要なので、あまり重要じゃない言い回しで苦しむならこのフレーズでさっさとクリアしちゃいましょう!
・書けない時の対策
それでも書けない時は誰にでもあります。そんなときは手を止めて、インプットの時間にしましょう。