記事を早く書くコツとやり方4STEP【webライターの必須スキル】
悩むライター

なかなか記事が書けないなぁ…。webライター向いてないのかな…。

1文字目が書けずにPC画面をただ見つめる時間が苦痛で、なかなか作業を始めれる気がしない…。

こんな悩み、ありませんか?
これはwebライターが必ず通る悩み。あなたに才能がないワケでも向いてないワケでもありません。

今回は、webライターの必須スキル「記事を早く書くコツ」を解説します。

この記事を読むと、次の事がわかります。
◆webライティングの基本
◆記事を早く書く手順
◆評価される記事の作り方
記事後半では、内容の濃い記事を早く書く手順も解説しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

ライティングの型を持つ【主張・理由・具体例】

webライティングには、「主張・理由・具体例」の順番に書く基本の型があります。
ライターやサイトの特徴を表現する手法も、すべてこの基本の上に乗せたエッセンスに過ぎません。
ライティングのコツ
早く書くコツ①:主張
早く書くコツ②:理由
早く書くコツ③:具体例
早く書くコツ④:時々反論、共感
基本だけでも十分記事になるくらい確立されたモノなので、しっかり身に着けておきましょう!

早く書くコツ①:主張

まずはコレ。主張の内容が読者の知りたい事だったりインパクトがあれば、絶対に続きを読んでみたくなります。

その為、主張の部分は答え(結論)であることが理想です。
小説など読む為の文章が結論ファーストだといけませんが、

webの読者は「知る>>>>>>読む」です。

主張=答え、結論が最初に書いていなければ、まず続きを読まれることはないでしょう。

早く書くコツ②:理由

目を引く主張を書いたら、次にその理由を書きます。記事テーマによって「理由」は「原因」に置き換えても構いません。
主張は読んでもらうきっかけなのに対し、理由は納得・共感させる役割です。

興味深い主張+しっかりとした理由
この時点で文章は強い力を持ちます。

早く書くコツ③:具体例

最後に具体例。これは読者が想像を膨らませる役割と、理由(原因)をより深く納得させる役割があります。

例えば商品のおすすめであれば、
主張+理由
【主張】A社の○○がおすすめです。
【理由】○○は価格も安く、便利な機能があります。
 上記でも説明になってはいますが、購入意欲が高くない人を動かす力は無いです。

これに具体例を加えると、
主張+理由+具体例
【主張】A社の○○がおすすめです。
【理由】○○は価格も安く、便利な機能があります。
【具体例】この機能を使えば簡単に持ち運びが出来て、外にいても楽しめます。
 具体例の部分には商品であれば機能や価格、サービスや転職であれば未来をイメージさせるような具体例が良いでしょう。 安さが売りなら「1000円でおつりがくる」、「余ったお金でカフェに行ける」なども良く使われる手法です。

早く書くコツ④:時々反論・共感

悩むライター

基本はわかったけど、なんか文章がワンパターンで単調になってる気がするな…。

口コミや評判を見て、否定的な意見や考えられるデメリットを書いてみる方法も基本です。

共感については、「このような意見も見られます」「こんな時、〇〇ですよね…」など文章に取り入れると内容がよくわかり、読みやすさがUPします。

悩めるwebライターあるある【書けない原因はコレ】

悩む人3

なんか書いてるうちに話変わってる気がするな…。

上記の悩みを持ったまま仕上げた記事には、人を動かす力は無いでしょう。

どんなにユーザーの事を考えて記事を書いていても、このような状態になってしまう事はあります。
その原因は多くの場合、下記のとおりです。
記事のまとまりが無くなる原因
書けない原因①:いきなり本文を書くor考える
書けない原因②:ペルソナ設定が出来ていない
書けない原因③:ニーズを把握出来ていない
これが原因で記事の質が下がるので、当てはまる場合はすぐに改善しましょう。

書けない原因①:いきなり本文を書くor考える

ふとした瞬間に書きたい1文が思いつくことは良くあります。

その思い付きのまま記事を書いてしまうと、その1文につなげる為だけの記事になり内容が薄くなります。

最優先は自分が書きたい気持ちよりも読者が知りたい答えです。
せっかく思いついた1文があるなら、まずは後述のペルソナ設定やニーズをしっかり把握して最適な順番で伝えましょう。

書けない原因②:ペルソナ設定が出来ていない

ちょっとここは長いですが大事なので読んでください。

ペルソナ=想定読者
ここが弱いと情報が浅く広くなりがちです。

ペルソナ設定が出来ていないのは、相手が洋食好きなのを知らないまま和食をおすすめするようなもの。自分の話を聞いてほしい時は、相手の関心に合わせて話すのが基本なのと同じですね。

ペルソナ設定は出来る限り詳細に作りましょう。
ペルソナ設定の例
・27歳男性、営業職
・東京在住、年収350万から400万
・仕事→好きになれず出世街道からは外れてしまった
・プライベート→恋人はいるが仕事の事もあり将来を考えられない
・悩み→このままじゃ結婚も出来ないけど仕事には希望が無い。何か真剣になれる仕事に転職した方が良いか悩んでいる
転職のおすすめ記事やエンジニア(プログラミングスクールなど)転職、学習の記事を書く場合、上記のような設定を考えます。

どのジャンルでも、浅く広い情報はもうあります。
年代や性別を細かく設定し悩みを想像して、解決する答えを記事にする方が圧倒的に質が高いです。

伝える情報が絞られるほど内容も濃くなり、記事作成もスムーズにできるようになるでしょう。

書けない原因③:ニーズを把握出来ていない

これもペルソナ同様、記事を書き始める前に十分に考えるべきポイントです。
想定している読者も、その読者が抱えている悩みや探し物を考えないまま記事を書くと、どうしたって内容は薄くなります。

誰に向けた記事で、何を解決するべきか

このことを十分に考えて記事を書いてみてください。記事作成のスピードが段違いに早くなるはずです。

記事を早く書く手順【3~5時間で終わる】

記事作成の重要なポイント=ペルソナ設定、ニーズ把握
上記が分かったところで、実際に記事を作成する手順を解説します。
記事作成の手順
手順①:リサーチ
手順②:ニーズを考える
手順③:構成案(見出し)作成
手順④:本文を書く
※記事のテーマやキーワードが渡されている前提の手順です。

手順①:リサーチ

まずは作成予定のキーワードでGoogle検索をします。この時、必ずシークレットモードで検索をしましょう。
シークレットモードにする理由
自分の検索履歴や傾向を踏まえた結果が表示されるので、客観的なデータを調べる為にリサーチではシークレットモードを使用します。
検索結果で表示される上位10サイトを読んでみると、正確な情報や傾向が分かって、どんな記事にするか想像もしやすくなります。

リサーチの習慣があれば、全く知見の無いジャンルの記事でも書けますし、ついでに詳しくなれるのでお得ですよ。

手順②:ニーズを考える

リサーチで上位10サイトを調べたら、「どんな悩みをどのように解決しているか」がわかるハズです。商品紹介なら、人気やメリット・デメリットがわかるでしょう。
前述のペルソナ設定も、この段階で考えます。
上位10サイトを見てやること
①ペルソナはどんな人か考える
②読者ニーズは何か探る
③記事の概要と読んだ感想をメモする
上記を10サイト分実践したら、加えて「自分が書くべき内容」をメモします。基本的には、他のサイトに書いてある内容よりも詳しく、役に立つ情報を心掛けておけば間違いないでしょう。

このあたりは下記の記事で詳しく解説していますので、こちらを読んでみてください。

手順③:構成案(見出し)作成

「誰のどんな悩みを解決するか」が決まったら、次に「どうやって伝えるか」を考えます。
本文をいきなり書くと内容のまとまりが無くなると伝えましたが、見出し作るごとに本文書く…という記事作成のやり方も、話の順序がおかしくなるのでNGです。

ペルソナ設定やニーズ、構成案を作ったところでクライアントに確認してみるのもおすすめ。
クライアントの意向を把握できますし、「ちゃんと考えて記事作成するライター」として評価してくれるでしょう。

手順④:本文を書く

記事構成が出来たら、あとは主張・理由・具体例を意識して本文を書いていきましょう。

記事作成=本文を書く

上記のイメージは強いと思いますが、実際は準備8割、本文執筆2割です。
準備をしっかりと行えば記事作成は必ず早くなりますので、ここをしっかり意識して手早く良い記事を書けるライターに成長しましょう!

理想は準備2時間、執筆1時間【まとめ】

この記事では、
◆webライティングの基本
◆記事を早く書く手順
◆評価される記事の作り方
上記について解説してきました。

・webライティングの基本
主張・理由・具体例。慣れるまでは無理にでもこの形を意識して書いてみてください。これさえ守れば、わかりにくい文章になる事はまずありません。
・記事を早く書く手順
重要なのは本文よりも事前準備。本文作成よりもリサーチや構成作りこそがライターの仕事と考えましょう。
・評価される記事の作り方
今回紹介した記事作成の手順を守れば、必ず質の高い丁寧な仕事として評価されます。
ライティングの型はスポーツのフォームと同じで、慣れるまで大変です。でも続けていれば必ず急激に成長する瞬間は訪れます。自分のモノになるまで頑張りましょう!