【2021年最新版】webライターの将来性。始める前に知っておきたいこと
みなさんこんにちは。当サイトの運営元のフリーランスチームで代表をしてますユースケです。

「自分自身の備忘録としてや、目標・実績を記事にしていけば再現性は高くなり、誰かの役に立つのでは」と考えwebライターの事を中心にこのサイトではいくつか記事を書いてきました。ただ、その後オンラインサロンの運営やらweb制作、映像制作と動画編集、クラウドファンディングのサポートなど色々と忙しくしているうちに放置気味になってました…。そんなある日久しぶりにサーチコンソールをのぞいてみると…

上がっていたのです、順位。
増えていたのです、アクセス。
このブログの記事で、Google検索10位内がいくつも。

これはwebライターの始め方を調べている人が増えてる予感?
でも僕はwebライターの専門家じゃないし、始めたばかりの人へのリアルな情報は持ってない。
そんな訳で、当サイトのポリシーである「再現性」を貫くため、始めたて+成果出始めホヤホヤの現役webライター・だいすけさんに記事を作成していただきました!

だいすけさんのプロフィール

https://twitter.com/dai9musicjunkie
2021年のリアルなお話ですので、これからwebライターを始められる方は大いに参考になると思います。
また、だいすけさんには僕たちがお手伝いしているスタエフの番組にもご出演頂いていますので、そちらもチェックしてみてください。


https://stand.fm/episodes/60c47b48307e6600061239f6
以下、だいすけさんの記事です↓↓↓

 

「Webライターは在宅で仕事ができて魅力的」
「文章を書く仕事なら自分にもできるかも」
朝から晩まで職場に拘束される日々を送るならば、Webライターの仕事に魅力を感じるかもしれません。


しかしネット上では「Webライターはオワコン」とささやかれているのも事実なので、
将来性がないのなら飛び込めないと感じるでしょう。

結論、Webライターに将来性はあります。
この記事では、以下の点について解説しています。

この記事を読むことで、Webライターを目指すかどうか判断することが可能です。

Webライターに将来性がないと言われる3つの理由

Webライターに将来性がないと言われる理由は以下の3つです。
webライターに将来性がないと言われる理由

1.Webライターの報酬が安すぎる

2.AIに執筆の仕事を奪われる

3.動画・音声による発信が主流になり文章が不要になる

このような意見が出ている理由を解説します。

1.Webライターの報酬が安すぎる

Webライターの報酬が安いと言われるのは、多くのライターが仕事の受注先として利用するクラウドソーシングの相場が安いのが原因でしょう。
ライターの報酬は「1文字〇〇円」と文字単価で働く場合が多いのですが、初心者向け案件では文字単価0.5円に満たない仕事が多くあります。
「1文字0.5円:文字数3000文字」の仕事では1,500円しか受け取れず、確かに報酬はメチャクチャ安いです。

実際には文字単価2.5円を超える仕事も共存しており、4000文字の記事を月20本書けば月収20万円で生活可能な水準に達します。

Webライターの報酬が安いという声は、初心者向け案件にフォーカスした場合に限る情報と言えます。

 2.AIに執筆の仕事を奪われる

AIが文章を執筆すればWebライターは不要になるという意見です。
例えば「スポーツのスコア報告」などパターンの決まった文章はAIが対応可能ですが、Webライターが書く文章をAIが担当するのは難しいでしょう。

Webライターの書く文章は読者の心に寄り添い、共感を生む表現で読者の心を動かし、何らかの行動を促すものであるべきだからです。

育毛剤販売が目的の記事ならば、薄毛の人が抱える悩みに徹底的に寄り添う必要があります。

ライター自身が薄毛で悩んだ経験があるなら、より共感を生む表現の文章が書けるでしょう。
体験や経験を伴わず、読者の悩みの本質を理解していないままにAIがつなぎ合わせた文章では、心を動かすのは難しいといえます。

3.動画・音声による発信が主流になり文章が不要になる

動画や音声による情報発信が主流になり、テキストが不要になるという意見です。
しかし、動画や音声とテキストを比較した場合、いずれにもメリットがあるので、今後も共存していくと見ています。

動画や音声は別の作業をしながら利用できる手軽さがある一方、本当に知りたい情報が含まれているかは視聴しなければ判断できません。 テキストだとざっと目を通して、求めている情報が含まれているかはすぐに判断できます。 

自分の求めている情報を探しやすいテキストは今後も情報収集の媒体として残るでしょう。

Webライターに将来性があると断言するの3つの根拠

Webライターに将来性があると主張する根拠は3つあります。

「webライターに将来性がある」の根拠

1.動画制作に付随してテキストが必要だから

2.Web広告が主流になっているから

3.SEOがより質を求められる時代になっていくから

以上について解説します。

1.動画制作に付随してテキストが必要だから

動画コンテンツ用の台本作りの仕事が増えています。
動画が娯楽・情報収集の中心になり、大量のコンテンツが制作されるようになったためです。

2021年7月現在クラウドソーシングサイトの最大手、クラウドワークスのライティング案件2400件中のうち、動画用台本作りの案件は400件と全体の20%を占めています。

動画コンテンツが伸びれば、ライターの仕事はむしろ増えるのです。

2.Web広告が主流になっているから

Web広告が広告媒体の主流となっているため、ライターの活躍の場は今後も多くなるでしょう。
電通が発表したデータによると2020年、国内の広告費全体に占めるWeb広告の割合は36.2%、金額ベースでは2.2兆円を超えました。
(2014年のWeb広告費が1.1兆円なので、たった5年で倍増しています。) 

広告費も安く、ターゲットを絞って訴求ができるWeb広告に魅力を感じる企業が増えていることを示しています。
Web広告の需要は今後も伸びれば、ライターの仕事も増えることが予想できるため将来性が高い仕事と言えるのです。

参考:電通「2020年インターネット広告媒体費」解説。4マス媒体とほぼ並んだ「2.2兆円超」の内訳は?
https://dentsu-ho.com/articles/7694

3.SEOがより質を求められる時代になっていくから

SEOにおいて質を求められる時代となるため、腕のあるライターに仕事が集まります。

SEOとはGoogle検索で記事を上位表示させるための一連の技術で、Webライターは必ず意識することになります。Googleは検索ユーザーの使いやすさを考えて、年々上位表示させる記事の基準を変化させているので、ライターは常にアンテナを貼って対応する必要があるのです。

ライターがただ文章を書くだけでなく、より専門職としての地位を高められる時代が来ると予測でき、将来性は高いと言えるでしょう。

クライアントさんとのやりとりの中で、印象に残っているエピソードがあります。

「だいすけさんの作成した画像がスマホで見たときに、ごちゃごちゃ見づらいので修正してください」

アプリの使用手順を解説する記事を納品した際、文章ではなく私が用意した画像についての修正の指示を受けたのです。SEOにおいて現在重視されている要素の一つに、「モバイルファースト」という考えがあります。

スマホーザーが、すぐに読むのを辞めてしまう記事は減点の対象になるのです。

プロ意識の高いライターであれば、納品前に「モバイルファースト」を意識し、スマホのサイズで自分の記事と画像をチェックしていたでしょう。私はこの体験を通して、Webライターが「ただの物書き」ではないことを強く意識するようになりました。

しかし、多くの初心者ライターが「ただ文章を書いている」にとどまっているのが現状です。

文章の内容だけでなく、画像、文字の装飾、余白部分などコンテンツを形成する全ての要素対して、読みやすさに気を配れるライターはSEOに強く、将来性があると言えます。

全てのWebライターの将来が明るいとは言わない

ここまでWebライターの将来性について解説してきましたが、ライターになれば誰でも稼げると言うつもりはありません。
Webライターの世界は完全な実力主義であり、その傾向はより強まると予測できるからです。

ライターが書く記事には「商品やサービスを多くの人に使ってもらって売上を作る」という目的があるので、目的達成のためにSEOライティングやセールスライティングなど専門性の高いスキルを学び続ける必要があります。

よって「学ばないライター」は仕事を請け負えなかったり、請け負えても継続に至らなかったりと稼げるようになることは難しいと言えるでしょう。

Webライターで脱サラを目指すためにすべき2つのSTEP

少し厳しい話もしましたが、もしWebライターで独立したいと考えるのなら、サラリーマンのうちにやっておいた方がよい2つの行動について紹介します。
脱サラ前の2STEP

STEP1.営業の強い味方ブログを運用してみよう

STEP2.副業でWebライターを始めてみよう

以上の2つのステップです。

STEP1.営業の強い味方ブログを運用してみよう

ライターとして案件に応募する前に、自分のブログを持っておいた方が良いと言えます。ブログがあればライターとしてどんな記事を書くのか、営業先に端的に伝えられるからです。

実際私はブログを作らず、先にクラウドワークスの案件に10件ほど応募してみましたが見事に1件も案件を獲得できませんでした。しかし、自分のブログを持ってから案件への応募を再開した場合、翌日には初案件が獲得できたので信憑性は高いと言えます。

ブログを持つメリットは案件獲得時だけにとどまりません。ブログ運営を正しく行えばSEOが身につくため、クライアントさんに対して建設的な提案ができるようになります。自分の記事の順位が上がるようにブログを通して工夫をするので、記事や文章の構成を組み立てるコツが掴めてくるのです。

こうして身についたSEOのコツをもとに、クライアントさんに的確な提案を続けることで信頼が獲得できます。結果として契約の継続率が高まり、単価を上げるきっかけになる場合もあるのです。

ここで「ブログなら何でも良いのか?」と言う疑問が湧くかもしれませんが、「日記的なブログ」では営業のツールにはならないのでおすすめできません。

ライターを目指すなら次の3つの条件を満たしたブログを持つのがおすすめです。

webライターが持つべきブログ

・ワードプレスを使ったブログ

・テーマのある特化ブログ

・売りを意識したアフィリエイトブログ

それぞれ、ライターにとってどんなメリットをもたらすか解説します。

ワードプレスを使ったブログ

ワードプレスとは簡単に言えばブログを作成するためのソフトウェアで、世界中の4分の1のサイトがワードプレスとまで言われています。

世界中で使われていることもあり「ワードプレスで入稿」という案件は結構あります。

ワードプレスの使い方や仕組みを学んでおくと、ライターとして有利ですのでワードプレスでブログを作りましょう。

テーマのある特化ブログ

あらかじめ決めたテーマから外れた記事は書かない「特化ブログ」がおすすめと言えます。Webライターの書く記事は、決められたテーマについて疑問や悩みを持つ人に向けて、解決に向かうような内容である必要があるからです。

 例えば「株式投資の始め方」と言うテーマであれば、失敗しづらい投資の初め方を初心者がわかる表現で執筆することになります。 実際に私のブログ「フリーランスの地図」では、フリーランスとして独立を計画している人に向けた記事を書いています。 読者を強く意識して書く、特化ブログはライターのアウトプットの場として最適です。

売ることを意識したアフィリエイトブログ

自分のブログ記事に広告を貼り収入を得る、アフィリエイトブログはWebライターを目指す場合におすすめです。「ライターの仕事の目的=物やサービスを販売しクライアントの売上につなげる」だからです。

アフィリエイトブログではセールスライティングを意識する必要があり、より実務的な訓練が可能と言えます。 

また対外的にも、セールスライティングを意識した記事サンプルがあれば、営業は成功しやすくなると言えるでしょう。
こちらの記事は、フリーランスが名刺を作る際のデザインツールについて紹介した、アフィリエイト記事なので参考にしてみてください。


1.副業でWebライターを始めてみよう

ブログ記事がある程度書けたら副業として実際に、クラウドソーシングサイトで案件に応募してみましょう。
ブロガーとして記事を書くことに自信がついたからと、そのまま脱サラしてしまうのはおすすめしません。

ブログ記事のように自分の色を出すのは歓迎されず、クライアントの希望にそった執筆作業がほとんどなのでギャップは大きいです。脱サラで気持ちに余裕が無い中、強いギャップを感じると精神的に追い詰められるでしょう。

クライアント側も初心者が飽和状態の市場において、ライター歴を気にする場合があります。
よって、半年なり1年ライター歴を積んだ状態で業務に慣れてから脱サラを検討するのが良いでしょう。

実は私も採用面接でWebライター歴を聞かれ、正直に3ヶ月と答えたところ「1年以上のライターを探しているから今回は・・」とキッパリ断られ、そのまま不採用になるという苦い経験をしました。

この時「独立前にライターとして、少しでも活動しておくべきだった」と後悔を覚えたことから、Webライターを目指すならば、先に副業で始めてみるのをおすすめしています。

まとめ

Webライターの仕事は将来性の高い仕事と言えますが、常に学ぶ姿勢を持ち続けスキルを高めたライターに仕事が集中する、実力主義の厳しい世界になっていくでしょう。このことを踏まえてフリーランスのWebライターになりたいと感じるのであれば、サラリーマンを辞めて独立する前にしっかり準備をするのがおすすめです。

自分のブログでライティングの訓練を行い、副業でライティング案件を請け負ってみるのがベストですので検討してみましょう。